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  毎日の暮らしの中で、感激・感動ということがたくさんあればいい
  心動くことは素敵だ
  心変わりではなく、心が動くと言うことが…

仲井戸麗市による文章には好きなものが多いけれど、
とりわけこれはそんな中でも好きな…いや、大好きなものである。

3.11以降、精神的不安定な日々の中で嫌なことをたくさん目にした。
本当にクソみたいな嫌なヤツがいることを知った。
でも、その逆もあった。
素敵なこともたくさん目にした。
人の優しさや思いやりは、本当に大切なんだ。
心からそう思ったし、そう思う。

僕が感じた優しさや思いやりは絶対に忘れない。
そして、僕自身もそれをずっと持ち続ける。

思えば、今年は心が動くものにたくさん出会ってきた。
それは音楽や本、映画などはもちろん、
普段の淡々とした日常や、好きな人との会話や時間の中にもあった。
出会ってきたと書いたが、たぶんそれを欲していたのだろう。
心が動くものや、心が動くこと。
感激・感動が欲しかったのだと思う。

だから僕は本を読んだ。
音楽を聴いた。
旅に出た。
そして好きな人に会った。

今、また新しい感激・感動に出会うことができた。
嬉しい。
とても、嬉しい。

だから僕はこれからも本を読み、
音楽を聴き、
旅に出て、
好きな人に会う。

近藤ようこ
徳間書店
発売日:2011-10-18

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ドラマ化もされている一条ゆかりの代表作のようだが、実は今回はじめて読んだ。

ファッション・モデルとデザイナーという言葉から連想される華やかさ。
そんな華やかさとはまったく反比例したストーリー。
これこそ少女マンガの王道のひとつといった、ヘヴィでドロドロした世界が描かれる。
しかも、これでもかというジェットコースター並みの展開が、
更にストーリーの暗さと重さを加速させるので、一気に読める。

物語の先が簡単に読めてしまうし、
出てくる男たちが、そのルックスからして現実の世界には絶対にいない(笑)のだけれど、
これは間違いなく傑作のひとつだと思う。

今ではマンガの面白さを存分に味わえる作品だと思うけれど、
これを僕が10代で読んだとしたら、どうだっただろう(笑)。

ところで、この 『デザイナー』 を読んだこととは関係なく、
以前にここでも取り上げたこの本を読み返したら、一条ゆかりが載っていた。
こんなちょっとした偶然に驚いた。
あらためて彼女の章を読んでみたが、作者本人もなかなか凄い人である。
前回エントリーした 『封印漫画大全』 がきっかけで、
本棚の奥からこの名作を引っ張り出し、
しばらくの間は枕元本に設定し、数日かけて読み終えた。

僕の場合、豪華本と呼ばれるハード・カヴァー(1~17巻)で揃えている。
これがなかなか重く(笑)、ベッドで寝る前に読むのも日によって辛かったりしたが、
ページをめくったら最後、その一冊を読み終えずにはいられない。

CIMG7762.jpg

各巻に収録されているエピソードは発表された順番ではなく、
何らかの基準はあるのかもしれないが、ランダムに並べられている。
よって、読んでいくと多少の違和感はあるのだけれど、特に支障は無い。
ただ、まだこの豪華本や単行本、文庫本に未収録の作品がいくつかある。
将来、何らかのカタチで読めるようにしてもらいたい。

それにしても、あらためて感じたのがラスト・シーンの素晴らしさだ。
どのエピソードを読んでも感動的であり、様々な余韻を残すものばかりだ。
実際に、何度夜中のベッドで涙ぐんだことか…。

手塚 治虫
秋田書店
発売日:2004-10-12

さて、ブラック・ジャックの約250話のうち、好きなエピソードは数多いけれど、
あえて挙げるなら第1巻に収録された「畸形嚢腫」。
ピノコは僕が好きな漫画のキャラクターBEST 5 に確実に入る。
もしかしたら1位かもしれないなぁ(笑)。

アッチョンブリケ!
いつものように書店で " 何か無いかなぁ… " と棚を巡っていて見つけた。
店員さんのコメントでは、あの名作 『座敷女』 と並ぶ怖さということだったので、
この作者のことも、絵のタッチもまったくわからなかったけれど、興味を持って入手。

ホラーものは好きなのだが、なかなか自分の趣味にあったものは多くは無い。
一口にホラーと言っても、怪談や実話、心理的サスペンス、サイコ、都市伝説ものなど、
様々なものが存在するが、この漫画はそんなものを総合的に集めたオムニバスである。

これは怖い。

わけがわからない、理解できないシチュエーション。
それを読者に絵を通し恐怖として提示するのは、とても難しいのではないかと思うのだが、
このタイトル作は、その話自体が想像を超えたわけのわからなさで、本当に怖い。

王道のホラー・ストーリーからギャグを交えた作品(これは今ひとつ…だった)、
そしてサイコものまで、同じジャンルで次の作品を読んでみたいと思わせる作者だ。

ちなみに、本編はもちろんだが、
実は作者自身によるあとがきが、いちばん怖かったりする。
コミック単行本48巻にて、『あずみ』 の第一部が完結した。
第1巻が出たのは1995年か…。
あれから実に14年にわたっての大長編だったわけだなぁ…。

小山ゆうと言えば、僕は圧倒的に 『がんばれ元気』 であり、
これ以外の代表作も読むには読んでいたが、『がんばれ元気』 を超える作品は無かった。
そんな彼が、突然こんな作品で僕の目の前に現れたから最初は驚いたのだが…。


小山 ゆう
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第1巻を読んだ時の興奮は忘れられない。
大袈裟ではなく、漫画のエンターテイメントすべてがこの作品にはあると思った。
凄かった。本当に凄かった。
面白かった。最高に面白かった。

物語の冒頭からいきなり仲間同士の殺し合いである。
更に、息つく暇も無く、村人53人の皆殺しである。
こんなことを書いていると、この漫画を知らない人にはとんでもない内容だと思われるけれど、
実際にそういった場面が売りであったことは確かだろうし、僕も否定しない。
ただ、あずみという天才的な刺客が成長していく過程を追った、優れた人間ドラマである。

舞台設定は所謂 " 戦乱の時代劇 " なので、歴史が苦手な人は受け付けないかもしれないが、
1巻を読んで引き込まれたならば、きっとそのまま48巻まで行くだろう。
試しに今、1巻をパラパラとめくってみたら、あっという間に読破だ。
そして、2巻を手にせずにはいられなくなる。この状態が48回、繰り返されるのだ。
こうして夜は更けていくのである。


小山 ゆう
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そうは言っても、さすがに48巻は長い。
この中身の濃さと充実さで言えば、半分の長さでも十分だったんじゃないかなぁ。
実際に " まだ続くのか… " なんてことを途中で思ったこともあった。
まぁ、人気が出て、映画化もされたし(僕は未見)で、作者の意図とは別に、
続けざるを得なかったのかもしれない…なんてことも思うけれど。

さて、第一部が完結したばかりなのだが、実はもう続編が始まっている。


今度は幕末が舞台である。
どんな展開になるのか、期待と同時に不安もあるけれど、楽しみには違いない。