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夏が帰ってきたと感じられた日曜日。
まだまだ明るい夕方の空を見上げていたら、
ふと、昨年に訪れた瀬戸内海の直島のことがアタマに浮かんだ。
アートに彩られた瀬戸内の島々は、きっと夏、真っ盛りだろう。

昨年の丁度今頃である7/19から10/31にかけて、瀬戸内国際芸術祭2010が開催されていた。
このイヴェント開催とは関係なく、以前から直島へ行ってみたかった僕は、
芸術祭が終了する直前に、念願だったその場所へ行くことができた。
旅を計画した時点で芸術祭云々はアタマに無かったが、今となっては、
訪れたのは直島だけだったとは言え、芸術祭期間中に行けた事は良かったと思う。
ピークを過ぎていたとはいえ、かなりの混雑だったことも、今は良い思い出だ。

ということで、今、この本を引っ張り出してページをめくっている。

これは今年の春に出版された、瀬戸内国際芸術祭の全記録集だ。
表紙はプログレッシヴ・ロックのレコード・ジャケット…まるでヒプノシスの世界のようだ。
このままピンク・フロイドのアルバムに使われてもおかしくないのではないか。
でも、これは実際のアート作品なのである。
瀬戸内に行けば、このような景色を実際に観ることができたのである。

この記録集は、もちろん解説なども読み応えもあるが、とにかく多くの写真が楽しい。
直島のページは旅の思い出がよみがえるし、その他の島は訪ねたくなるのはもちろん、
実際にその場にいるような感覚になったりもする。

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1日かけて廻った直島。
こういった旅の楽しみのひとつは、その日だけの友達ができることだ。
目的は一緒だし、島では時間に沿って動くので、同じ場所に同じ人が集うことが多くなる。
当然、何人かと顔なじみになるので、
作品を観るため列に並んでいる最中で、
次の場所へ移動するバスを待つバス停のベンチで…など、
自然と話をするようになる。
観たばかりの作品の感想はもちろん、
他の美術館などのアート作品の情報交換など、とても楽しかった。

いつか再び瀬戸内の島を訪ね、時間を贅沢に使って廻ってみたい。
直島はもちろん、豊島、犬島、女木島…。
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読書とは違うけれど、個人的記録として取り上げておきたい。

瀬戸内海に浮かぶ直島を知ったのはいつだっただろうか。
島全体が現代アートといったこの島の存在を知って以来、いつか行きたいと思っていた。
それにしても、まさかの国際芸術祭開催。
伝わってくるニュースは日々大混雑の状況であり、やっと行けることが決まったものの、
現地の状況を想像するだけで怯んでしまっていた。
それでも楽しみには違いなかったし、計画を練るのは大変ながらも楽しかった。

結果としては、混雑のピークを過ぎた平日ということもあり、
予想は良いほうに裏切られ、当初の予定以上に島を廻ることができた。
※ベネッセアートサイト直島

お目当てはジェームズ・タレル。
地中美術館の「オープン・フィールド」と、家プロジェクトの「南寺/バックサイド・オブ・ザ・ムーン」。
両方とも良かったが、特に「オープン・フィールド」が素晴らしい。
アタマだけでなく、身体全体で感じることができる世界に痺れた。
確実に自分のどこかが開く気がする。
ジム・モリソン的に言えば、知覚の扉が開くというか、そのような感覚。

絶対に再び訪ねたい。
書店でこの本が目に入り、手にしてページをペラペラめくってみたら…あれ?
入手していないことに気付いたよ。

彼女が亡くなった後に出た本のうちの一冊であり、同じような他の本と同様に、
売りは " 単行本初収録コラム " である。

80年代の作品が多いので、正直言ってネタは古い。
でも、それでも彼女のコラムは笑えるのである。
忘れていることであっても、読めば思い出せる。そして笑える。
何故かと言うと、ナンシー関が書いているからだ。

この本で凄いのは " 幻の初期連載 " とコピーにある「彫っていく私」という自伝だ。
自伝と言っても、もちろん創作なのだけれど、ここには驚く記述がある。
彼女の父の家系は、一家の主がみな40歳で死ぬ…と書かれているのだ。

ナンシー関は1962年7月生まれ。
亡くなったのは2002年6月なのである。
興味を持ち続けている封印モノのうち、そんな漫画を集めたものだ。
1960年代から2010年代まで10年毎に区切り、その時代の代表的なものが、
封印された理由とともに解説されている。

坂 茂樹
三才ブックス
発売日:2009-10-09

僕自身、60年代から70年代は、有名な封印ものは知っているし理解しているが、
80年代以降となると、実際にその漫画を読んでいたとしても、
まさか封印されていることなど知らなかったという作品が多かった。

実際、封印された理由が興味深いものは少なくなかったし、勉強にもなった。
『美味しんぼ』 や 『MASTERキートン』 なんかのメジャー作品の話も知らなかったし。

良くも悪くもダイジェスト的にまとまっているところが特徴で、
時系列を追って読んでいくと、
当然封印された理由からその時代背景なんかが伺えるので、
そういう楽しみかたができたり、もちろん雑学的にも読むことができる。
この本ですべてを…ではなく、
この本をきっかけに…という風に読むのが良いのかもしれない。
何故だか最近は小説を読む気が起こらず…ということで、
あまりアタマを使わないでポンポンと読める本ばかりを引っ張り出している日々。
真夏の通勤時間や昼休みには、そんな本がピッタリだし。

これは2005年に出た単行本に加筆・修正して文庫化されたもの。
単行本は気になっていたけれど後回しにしていたので、文庫化されて嬉しかった。

天野 ミチヒロ
文藝春秋
発売日:2009-05-08

元々 " 放送禁止 " というものには興味があるので、
こういった雑学感覚で気軽に読めて、それなりの数がまとまっているものは大歓迎だ。
資料としては物足りないけれど、入口やきっかけにはなるし、それでいいと思う。

それにしても、現代では簡単に観られないものは、
僕が子供の頃には普通にTVで観ていたものがほとんどなんだよなぁ。