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発表当時から話題になっていたので、いつかは読んでみようと思っていた。
一応はミステリーと言われているのだし、しかも " 必ず2回読みたくなる " というコピーも、
気を惹かれるには十分だったし。

おそらく僕自身は、この小説で展開される時代の、まさにど真ん中にいたと思う。
でも、この物語とシチュエーションが、僕にはまったくリアルでは無い。
当時はこういう世界があるのだろうことは感じてはいたが、
ギターを抱え、バンドで渋谷のライヴ・ハウスで演奏していた僕には無縁。
あちら側の世界として、勝手な気持ちで敵視さえしていたと思う。

そんな僕がこの本を読んだのだから、そりゃ、大変である。
序盤で展開される恋愛模様には、苦笑どころか馬鹿ばかしさでいっぱいだった。
僕だって当時は人に言えるような恋愛経験はしていなかったと思うが、
それでもこいつらよりはマシだろう…と思ったところで、
何がどうなるわけでもないのだけれど。

でも、僕が小説を読んで個人的に感じる " 面白さ " や " 楽しみ " とはまったく違う意味だけれど、
この本は楽しめたし、面白いとは思った。

読んでいる最中は " 何だか変だな " と思うことばかりで、
全然落ち着いて読むことができなかったけれど、
読み終えたときに感じた " なるほどなぁ " は、
その後、色々なレヴューをネットで読むうちに違った見方も知ることができたし、
更に詳細に解説している人のホームページを見つけて、
" おー、そうだったのか " と感心したりと、こういう楽しみ方ができた…というわけだ。
そこまでを含めての面白さだったし、実際にそのことは面白いと思った。

繰り返すが、僕が感じたのは小説を読んでの楽しみではないので、
その意味ではこの本を他人には薦めない。
でも、話のネタになるよという意味では、薦めるかもしれない。
まだ未読で興味があり、時間と少しのお小遣いがあるのならば、読んでみてください。
もちろん、読後はネット上で様々なレヴューとネタバレを読むことも忘れずに。
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