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郊外に住むある家族と、その家族に絡む6人の人物それぞれの視点で描かれたもの。
こういった構成の小説は良くあるのだろうが、
書き手の力量はもちろん、読み手にもそれなりの読み方があるような気がする。

CIMG3173.jpg

僕は6人の視点で描かれた物語同士をうまく繋げるのに苦労してしまった。
読み始めからどうものめり込むことができず、結局それが最後まで続いてしまった。

6人それぞれに家族や他人に言えない秘密がある…ということが大きなテーマになっているのだが、
その肝心の秘密自体が「秘密というほどのモノなのかなぁ」と感じてしまう。
小説だからと言えばそれまでなのだが、何とも半端な感じだった。

それでも描き様によっては僕も入り込めたのだろうが、
その邪魔を最後までしていたのは文章である。
テーマの割にはやけに明るい文章なのだ。僕にとって、これはNGであった。残念。

何と言っても直木賞作家であるから、絶対にうまいはずである。
たまたま僕とは合わなかった小説だったのだろう。


角田 光代 / 文藝春秋(2005/07/08)
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