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みうらじゅんにとってのロックとは何か…?
簡単に言えばそういったストーリーだろう。

大槻ケンヂの「リンダリンダラバーソール」と共に、
バンド・ブームについて知るための良い資料的価値がある。
※大槻はブームの渦中を描き、みうらじゅんはブーム後を描いた

しかしそれだけではない。両方とも作品として優れている。
切なさが感じられるところが素晴らしいと思う。それはロック的な切なさだ。
人によってロックの定義は様々だが、
僕にとってのロックにはこの「切なさ」は大切な条件のひとつだ。

全編で、みうらじゅんが傾倒しているボブ・ディランの歌詞が引用されている。
よって、ディランのファンならば僕とはまた違ったものをここから感じられるのだと思う。

作者自身がコンセプトについてこう書いている。

  ロック版ドラえもん

ロックと現実のギャップに悩むのび太が主人公の中島。
道具はくれないけれど思想を贈ってくれるドラえもんがボブ・ディランだそうだ。
これはとてもわかりやすい作者本人による解説だろう。

第一部の「アイデン&ティティ」でのディランが第二部「マリッジ」ではジョン・レノンになるが、
根本は変っていない。

バンドをやっていた人達もやっていなかった人達も、
自分にとってのロックとは何か…を考えてしまうかもしれない。
みうらじゅんにとってのボブ・ディランとジョン・レノンは、
僕やあなたにとっては誰になるのだろうか?

  やらなきゃならないことをやるだけさ
  だからうまくいくんだよ

ボブ・ディラン75年の名作「BLOOD ON THE TRACKS」に収録された「BUCKETS OF RAIN」の歌詞である。
これはこのままこの作品のテーマとなっている。
ちなみに僕は最近、この言葉を座右の銘にしている22歳の女性に出会った。
話を聞くとこの漫画から知ったという。
ディランが30年前に発した言葉がみうらじゅんの漫画を通して20代そこそこの女性に届いた。
これってロックなのでは無いだろうか?

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