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のりさくさんのところで紹介されていて気になっていたので、早速手に入れた。

  あなたの場合、恋人と過ごしたどんな時間が心に残っている?

答えるのは簡単そうだけれど実は難しいという、こんなテーマを持つ連作短編集。
登場人物それぞれの「心に残っている時間」が、小気味良いテンポで綴られる。
ひとつの話の主人公が、また次の話の主人公にバトンを渡すような構成も素敵だ。

著者があとがきで「みんなたいしたデートをしていない」と書いているのだが、
実は手紙やメールで寄せられたと言う読者100人の心に残るデートの例が収録されているのだ。
それを読むと、やはりたいしたデートじゃない(笑)。

しかし、やはり著者は言う。

  「(デートの)みみっちさとは対極にある、なんだかとてつもなくどでかい幸福感に包まれた」

このことも僕は同じく思った。
恋は素晴らしいのだ。

収録されたコイバナ(笑)の中にあって、
離婚した両親を持つ主人公が、その父親と一年に一度だけ過ごす…というエピソードがある。
これが切なくて良かったなぁ。

さて、僕の場合はどうだったろう…。
たいしたデートはしていないかな、やっぱり(笑)。


角田 光代 / 講談社(2007/01/12)
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